月別アーカイブ: 2019年3月

ヒューマンリソシア インド国立工業大など3校と覚書

ヒューマンリソシア インド国立工業大など3校と覚書

ヒューマンホールディングスの事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア(本社:東京都新宿区)は3月15日、IT分野でインドトップクラスの国立工業大学カルナータカ・スラスカル校(以下、NITK)ならびにアッサム州の州立大学2校と、日本語教育とITエンジニアとしての日本での就業支援で、共同で推進していくための覚書を締結したと発表した。
これにより、同社の海外の提携大学はインド国内で計6校、世界全体では7カ国計20校となった。優秀なITエンジニア輩出国のインドからの採用を拡大することで、2020年度の海外ITエンジニア1,000名体制を構築し、日本のIT人材不足解消に寄与していく。

旭化成 300億円投じ日米のLIB用セパレータの生産体制強化

旭化成 300億円投じ日米のLIB用セパレータの生産体制強化

旭化成(本社:東京都千代田区)は3月14日、約300億円を投じリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータの生産体制を強化すると発表した。
滋賀県守山市および米国ノースカロライナ州のいずれも既設敷地内で製造設備を増強。これにより同社グループのLIB用セパレータ生産能力は2021年度に湿式膜が約10億㎡/年、乾式膜が約5.5億㎡/年の合計約15.5億㎡/年となる見込み。
LIB市場は電気自動車等の車載用途や電力貯蔵(ESS)用途を中心に急成長。同社グループはLIB用セパレータとして湿式膜と乾式膜の双方を手掛けるメーカーとして世界No.1のポジションを確立している。

ロイヤルブルネイ航空 成田線の運航開始

ロイヤルブルネイ航空 成田線の運航開始

ロイヤルブルネイ航空は3月15日、ブルネイ・バンダルスリブガワン-成田線の運航を開始した。日・水・金曜日の週3往復運航する。使用機材はエアバスA320neoで、座席数は150席(ビジネス12席、エコノミークラス138席)を設定。同社の日本就航は21年ぶりで、成田乗り入れは初めて。

来年度から介護ロボットを活用できる人材育成を

来年度から介護ロボットを活用できる人材育成を

厚生労働省、経済産業省、日本医療研究開発機構らがこのほど、東京都内で介護ロボットの活用に向けた人材育成についてのシンポジウムを開いた。この中で以下の考え方が明らかにされた。
介護福祉人材の養成課程の中で①介護ロボットを使う意義や目的を理解している②介護現場で介護ロボットを実際にうまく活用できることもこれからの専門職の役割-と位置付け、来年度からバージョンアップされた新しいカリキュラムが導入される予定。この中で介護ロボットも含めた福祉用具について学習することとしている。

がん患者の介護保険適用申請に「末期」の記載が不要に

がん患者の介護保険適用申請に「末期」の記載が不要に

がん患者が体力の低下に伴い、介護保険適用を申請する書類に「末期がん」の記載がこのほど不要になった。このため、今後はただ「がん」と書けばよくなった。
がん患者は病状が悪化すると体力が落ち、起き上がることもつらい状態になることがある。そうしたときには要介護(要支援)認定を受けるとともに、40~64歳の患者の場合、従来は介護保険適用の申請書に、自分や家族の病状を「末期がん」と記載しないと認定を受けられない場合が大半だった。
しかし、当事者らにとって自分や家族のことを”末期”と書くのは極めてつらいこと。そうした思いや声に、厚生労働省が配慮し応えたもの。

旭化成 タイでスパンボンド不織布年産5万㌧へ増設

旭化成 タイでスパンボンド不織布年産5万㌧へ増設

旭化成(本社:東京都千代田区)は3月15日、タイのスパンボンド不織布の製造・販売会社、旭化成スパンボンド(タイ)(所在地:タイ・チョンブリ県シラチャ、サハ工業団地内、以下AKST)の製造設備を増設すると発表した。
これにより、AKSTのポリプロピレン(PP)スパンボンドの生産能力は、現行の年産1万5,000㌧から増設後は同5万㌧となる。2019年3月着工し、2021年7月稼働予定。
PPスパンボンド不織布は紙おむつなど衛生材料、自動車などの各種産業資材、消臭シートなどの生活資材用に需要が伸びているが、とりわけアジアにおける紙おむつ市場の成長が著しく、同社として急拡大のニーズに応え、安定供給体制を強化していく。

東北大 越の貿易大・チュイロイ大と学術交流協定を調印

東北大 越の貿易大・チュイロイ大と学術交流協定を調印

東北大学(本部:宮城県仙台市)は3月15日、ベトナムの2大学と大学間学術交流協定を締結したと発表した。すでに学術交流協定を結んでいるベトナム・ハノイの貿易大学とは協定の更新することで、また今回新たにチュイロイ大学(旧・水資源大学)と大学間学術交流協定を締結した。
2月23日、この2大学との間で更新・調印した。現地で行われた調印式には大野英男総長ら関係者12名が出席した。

JFEケミカル 中国の宝武炭材と電池材料事業で合弁

JFEケミカル 中国の宝武炭材と電池材料事業で合弁

JFEスチールの100%子会社、JFEケミカル(本社:東京都台東区)は3月15日、中国宝山鋼鉄股份有限公司(以下、宝鋼股份)の100%子会社、宝武炭材料科技有限公司(以下、宝武炭材)と、中国での電池材料(負極材)事業で合弁会社を設立するため、合弁意向書を締結したと発表した。
このプロジェクトは、中国内モンゴル自治区の烏海市で宝武炭材がすでに展開している炭素事業に、JFEケミカルが参画することを前提として、事業性検証(フィージビリティスタディ:以下FS)を実施する。
第1期としてニードルコークスを原料とした負極材について、年間生産能力1万㌧の設備を建設し、2020年に稼働させることを想定する。

豊田通商 台湾の車載モーターの富田電機へ資本参画

豊田通商 台湾の車載モーターの富田電機へ資本参画

豊田通商は3月15日、台湾豊田通商股份有限公司を通じ、車載用モーター製造事業を展開する台湾の富田電機有限公司(以下、富田電機)の株式をを一部取得し、同社へ資本参画したと発表した。
2019年1月から新エネルギー車(NEV)規制が始まる中国の電動車市場を見据え、電動車の要のモーター製造および、中核部品であるモーターコアの加工事業に、同社として初めて参入する。

楽天 台湾のPChomeと戦略的業務提携を締結

楽天 台湾PChomeと戦略的業務提携を締結

楽天(本社:東京都世田谷区)とPChome Online Inc.(本社台湾・台北市)は3月14日、戦略的業務提携を締結したと発表した。これに基づき両社はその強みを生かし、双方の顧客基盤拡大を目指すとともに、会員向けポイントプログラムを含む両社の複数のサービスにおいて連携することで、ユーザーエクスペリエンスの向上を図る。
また両社は今後、PChomeの運営するECサイトで「楽天市場」出店店舗の取り扱う日本の商品を、台湾のユーザーに向けて販売し、日本と台湾間での越境(クロスボーダー)ECの促進に取り組む。