ニプロ 中国・上海市に中国統括会社を設立
ニプロ(本店:大阪市北区)は3月12日、中国事業における経営管理の強化および経営資源の効率的な活用を目的として、中国・上海市に中国統括会社を設立したと発表した。中国における主幹事業の医療関連事業とファーマパッケージング事業で、市場の事情に合わせた事業展開の推進、迅速な意思決定なども含め、この統括会社が担う。
新たなアライアンスボード創設、3社協業推進
ルノーS.A.日産自動車、三菱自動車の3社は3月12日、ルノーのスナール会長、日産自の西川社長兼CEO、ルノーのボロレCEO、三菱自の益子会長兼CEOが、アライアンス オペレーティングボード(以下、アライアンスボード)を新たに創設することで合意したと発表した。
アライアンスの継続的な強化と今後の成功を支える土台づくりを目指す同ボードの議長にはルノーのスナール会長が務め、3社のCEOが同ボードに加わる。同ボードは3社の協業を推進するとともに、各社の株主および従業員の価値創造を実現するための取り組みを追求していく。同ボードは毎月パリまたは東京で開催され、オペレーション上の意思決定はアライアンスのWIN‐WINの精神に則り、同ボードメンバーの合意に基づき行われる。
ラーメン「一風堂」ホーチミン市にベトナム1号店
力の源(もと)ホールディングス(本社:福岡市)は3月11日、博多ラーメンチェーン「一風堂」のベトナム1号店を、ホーチミン市の7区フーミーフン地区にグランドオープンした。海外の進出先は14カ国・地域目。
1号店は座席数118席で、営業時間は10時~22時。看板メニューの「赤丸新味」(11万5,000ベトナムドン、約553円)、「白丸元味(9万5,000ベトナムドン、約457円)などのとんこつラーメンや、ライセンスパートナーのピザフォーピースのサイドメニューなども提供する。
同店は、力の源ホールディングス傘下の力の源グローバル・ホールディングス(本社:シンガポール)と、現地ベトナムのライセンスパートナーのピザフォーピース(Pizza 4P’S)が共同で出店した。
東大寺二月堂”お水取り”で「籠松明」
奈良に春の訪れを告げる東大寺二月堂の伝統行事「修二会(しゅにえ)」(通称:お水取り)は3月12日夜、修行僧らの満願を迎え、「籠松明」と呼ばれる長さ8m・重さ60kgの大きな松明が焚かれ、夜空に火の粉が舞いあがった。
飛び散った火の粉を浴びると健康に過ごせるといわれ、集まった見物客らは二月堂の欄干から僧が、燃え盛る大きな籠松明を威勢よく振って降り注ぐ火の粉に大きな歓声をあげていた。
修二会は僧侶らが国の安泰などを願って修行する行事で、奈良時代から1200年以上続いている。3月1日から毎晩「お松明」が行われていて、12日夜は籠松明と呼ばれる大きな松明が焚かれる。
日産自・NTTドコモ 5Gで12V技術の実証実験開始
日産自動車(本社:横浜市西区)とNTTドコモ(本社:東京都千代田区)は3月12日、第5世代移動体通信方式(以下、5G)を用いて、「Invisible-to-Visible(以下、12V)」技術を走行中の車両で活用する実証実験を開始した。
この実証実験は、車内のユーザーと遠隔地にいるユーザーが、互いにリアルな存在感や同乗感覚を得るために必要な情報提供方法(ユーザーインターフェース)や、インタラクティブなコミュニケーションの有用性などを評価、確認する。
また、車外から車内へのアバターの伝送、および車内の状況を車外で確認する俯瞰映像の伝送をリアルタイムで行うため、ドコモの「高速大容量」「低遅延」な通信品質を実現する5G通信を活用する。
実証実験は日産自動車のテストコース「グランドライブ」(横須賀市夏島町)で実施され、日産の「NV350キャラバン」をベースとした実験車両からドコモの5G通信によってメタバースへ接続し、グランドライブ内の離れた場所に実在するユーザーを3Dアバターとして走行中の車内に出現させ、車内のユーザーと会話しながら様々な情報提供を行う。
MHPS 発電所ボイラーの内部点検用ドローンを実用化
三菱日立パワーシステムズ(MHPS、本社:横浜市西区)は、発電所のボイラーなど大型屋内構造物の内部を円滑に点検できるドローン(UAV、Unmanned Aerial Vehicleの略)を実用化する。
手動操縦式UAVは2018年開発を完了しており、2019年4月に点検サービスの提供開始を予定している。また、自律飛行式UAVは、UAVの研究開発を行うA.L.I.Technologies(本社:東京都港区)と開発を進めているもので、2018年試作機による基礎技術検証が終了、2020年度中の実用化完了を目指している。設備の停止期間短縮や定期点検間隔の延伸、緊急対応の迅速・適切化などに役立てるのが狙い。
大阪府知事選に小西氏が立候補表明
4月7日に投開票が行われる大阪府知事選挙に、自民党は元大阪府副知事の小西禎一氏(64)を擁立することを決めた。小西氏は3月11日夕方、立候補を正式に表明したうえで、その経緯について語った。
同氏は「(維新と公明党との)政党間の協議(が思惑通りに運ばないことを理由)に、(松井、吉村両氏が)知事、市長という職をなげうって、選挙を実施するという、公職を手段としたことに、どうしても納得がいかなかった」とし、「大阪は2025年の万博や産業振興、子どもの貧困の問題など、いろいろな課題を抱えている。住民に信を問うというなら、”大阪都構想”はこの機会に、いったん終わりにしなければならない」と述べた。