月別アーカイブ: 2019年3月

近畿の1月求人倍率1.61倍といぜん高水準

近畿の1月求人倍率1.61倍といぜん高水準

大阪労働局によると、1月の近畿2府4県の有効求人倍率は1.61倍と、前の月を0.01㌽下回ったものの、慢性的な人手不足を背景にいぜんとして高い水準が続いている。
府県別では大阪府が1.78倍、京都府が1.56倍、奈良県が1.49倍、兵庫県が1.45倍、滋賀県が1.39倍、和歌山県が1.37倍だった。
新規の求人は、新年度を前に保育所で保育士の募集が増えたことなどから「医療・介護」分野で増加した。

奈良の唐古・鍵遺跡のARアプリ完成 弥生時代の姿再現

奈良の唐古・鍵遺跡のARアプリ完成 弥生時代の姿再現

弥生時代の大規模な集落跡として知られる奈良県田原本町の唐古・鍵遺跡で、当時の姿をAR(Augumented Reality=拡張現実)の技術を活用して、スマートフォンなどで楽しめるアプリが完成。2月28日から無料でダウンロードし、ARを楽しめるようになった。
これは同遺跡を訪れ、このアプリをダウンロードしたタブレット端末やスマートフォンのカメラを、同公園にある大型建物の柱の跡に向けると、当時この遺跡にあった建造物や、巫女たちが舞いを披露する様子が、ARの技術を使って画面上に現れる。また、人の顔に向けると弥生時代の呪術師や、戦士の飾りが顔の周りに表示され、写真を撮ることもできるという。
このアプリは英語や中国語など5カ国語に対応しており、外国人旅行者も楽しめる。

定家、芭蕉、夢二など「うた」テーマに京都・嵐山で特別展

定家、芭蕉、夢二など「うた」テーマに京都・嵐山で特別展

京都市右京区の嵯峨嵐山文華館で「うた」をテーマにした作品およそ60点を紹介する特別展が開かれている。この特別展は作品の一部を入れ替えながら5月12日まで開かれる。
展示されているのは、百人一首を選んだ歌人、藤原定家の書や松尾芭蕉の俳句、美人画で知られる竹久夢二、伊藤若冲らの絵画などが展示されている。いずれも平安貴族の社会はじめ、中世から近代にかけての作品群が「うた」との調和の中で紹介されている。
例えば、平安時代の歌人が夜明けの雪景色を詠んだ和歌を、定家が自ら筆で記した色紙は百人一首のもととなった現存する数少ない作品の一つという。また、竹久夢二の油絵「青春譜」は、悩める若い男女に差し伸べられた希望を表現したとされている作品だ。

米朝の交渉決裂 米大統領の主張に北朝鮮が反論

米朝の交渉決裂 米大統領の主張に北朝鮮が反論

ベトナムの首都ハノイで2月27、28の両日、米朝で本格的な協議が行われたが、事前の下交渉が不十分だったか、双方の主張に隔たりが露呈、合意に至らず、そのため予定されていた合意文書の署名もなく、交渉は決裂、物別れに終わった。
会談の後、記者会見を開いたトランプ大統領は、一部の核施設の廃棄を受け入れる見返りに、北朝鮮から経済制裁の全面解除を求められたため折り合えなかったと経緯を説明した。
これに対し、北朝鮮のリ・ヨンホ外相は3月1日未明、ハノイで異例の記者会見を開き、北朝鮮はニョンビョン(寧辺)の核施設の完全な廃棄と引き換えに、国連安全保障理事会で決議された制裁のうち、国民経済と国民生活に影響する項目の解除しか求めていないと反論した。そのうえで同外相は、米国が(事前協議内容に加え)非核化に向けた追加の措置を求めたため、合意に至らなかったとの認識を示した。

日本プロセス インドのTrenser社と業務資本提携

日本プロセス インドのTrenser社と業務資本提携

制御システムや自動車システムなどを主幹事業とする日本プロセス(本社:東京都港区)は2月26日、インドのTrenser Technology Solutions社(以下、Trenser社)との間で、業務資本提携したと発表した。第三者割当増資により、Trenser社から発行される新株式2,895株(株式総数の5.0%)を取得する予定。取得価額は761万955インドルピー(約1,180万円)。2月末に取得する。
Trenser社は、世界的にシェアの高い医療画像処理システムの開発を担当した技術者によって、2017年3月に設立されたインドのベンチャー企業。2018年10月、IT事業全般における連携を強化することを目的として日本プロセスと戦略パートナーシップを締結し、日本での事業拡大に取り組んでいる。
今回より強固な業務資本提携を締結することで、両社がそれぞれ得意とする様々な技術を融合させ、中力分野の医療関連全般の事業拡大のスピードアップを図るとともに、中国・大連のオフショア開発拠点に次ぐインドオフショア開発拠点としての活用も可能となる。

NTTドコモ タイの合成繊維工場でIoT導入の実証実験

NTTドコモ タイの合成繊維工場でIoT導入の実証実験

NTTドコモのシンガポール現地法人、NTTDOCOMO ASIA Pte.Ltd.(以下、ドコモアジア)は2月27日から、グローバルIoTソリューション「Globiot(グロビオ)」の取り組みの一環として、タイの工場の合成繊維製造工程でIoTを活用する実証実験を開始した。
この実証実験は、帝人フロンティアのグループ会社で、タイで繊維事業を展開するTeijin Polyester(Thailand)Limitedと協力して現場での検証を行い、繊維工場の稼働状況を見える化する。

阪急阪神エクスプレス 3/1にベトナムビンズンⅡに事務所開設

阪急阪神エクスプレス 3/1にベトナムビンズンⅡに事務所開設

阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)の現地法人、阪急阪神エクスプレス(ベトナム)は、3月1日に南部経済圏の主要な省、ビンズン省の中心的な工業団地VSIPⅡ(Vietnam Singapore Industrial ParkⅡ)内に、新たに事務所を開設すると発表した。
同工業団地内の日系企業の顧客への営業活動は、これまでホーチミン支店およびビンズン事務所で行ってきたが、サービス向上と営業力強化を図るため同地に新設した。

ソディック シンガポールに「テクノ・センター」オープン

ソディック シンガポールに「テクノ・センター」オープン

工作機械メーカーのソディック(本社:横浜市都筑区)の関係会社で、シンガポールでの販売活動を担っているソディック・シンガポールは2月26日、シンガポール政府とのタイアップで3Dプリンタを使用した最先端のものづくりをサポートする「テクノ・センター」を開設。同日在シンガポール日本国大使を招き同センターのオープニングセレモニーを執り行った。
同センターでは、金属3Dプリンタを使用した最先端技術による金型製作の受託加工、およびコンサルティング・販売サポート・メンテナンス業務を行うことで、シンガポール国内における金属3Dプリンタによる最先端ものづくりの普及を図る。

ABEJAとシンガポールのSMRT ディープラーニング活用推進で協業

ABEJAとシンガポールのSMRT ディープラーニング活用推進で協業

ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業を展開するABEJA(本社:東京都港区)の現地法人ABEJAシンガポール社と、シンガポール大手公共交通会社SMRT Corporation Ltd(本社:シンガポール、以下、SMRT)の子会社、SMRT Momentum Ventures Pte Ltdは、2月26日より協業し、交通機関産業における安全マネジメント領域で、ディープラーニング技術を活用した研究開発に着手すると発表した。
今回の協業でABEJAとSMRTは、両社の強みを掛け合わせ、より安全な交通手段の提供および事故防止を推進することを目指している。

近畿6府県のはしか患者120人に いぜん増勢状況

近畿6府県のはしか患者120人に いぜん増勢状況

近畿2府4県のまとめによると、はしかの患者数が今年に入って2月24日までに合わせて120人となり、いぜん増勢状況にある。
府県別にみると、大阪府が前の週から15人増えて96人、京都府が9人、和歌山県が7人、滋賀県が2人増えて4人、兵庫県が1人増えて3人、奈良県が2人となっている。
中でも猛烈な勢いで増えているのが大阪府で、すでに2018年1年間の患者数15人の6倍を上回っていて、全国で最多となっている。