秋篠宮さま「皇嗣」に 政府が内閣告示
政府は5月1日の臨時閣議で、皇位継承を国民に知らせる内閣告示を決定した。天皇陛下の即位に伴い、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」に就かれた。2位は秋篠宮さまの長男、悠仁(ひさひと)さま、3位は上皇の弟の常陸宮さまとなった。
皇嗣の秋篠宮さまの待遇は皇太子と同等に拡充され、紀子さまとともに担われる公務も大幅に増え、負担も重くなる。
三井不動産 タイで初の物流施設事業 第一弾で2物件
三井不動産(本社:東京都中央区)は4月26日、タイ三井不動産(所在地:バンコク)を通じて、タイ・バンコクで物流施設事業に参画することを決め、Frasers Property(Thailand)Public Company Limited(以下、Frasers)の子会社、Frasers Property Industrial(Thailand)Company Limitedと共同事業契約を締結したと発表した。
この事業は同社グループ初の海外における物流施設事業で、総事業費は2物件(「パンパゴン」、「ワンノイ」)合わせ53億タイバーツ(約185億円)。同社グループの事業シェアは49%。
訪問介護職員の高齢化加速 20代わずか1% 60歳以上が約4割
全国労働組合総連合(全労連)の調査によると、訪問介護を担う介護職員の高齢化が加速、20代はわずか1%にとどまり、深刻な実態が改めて浮き彫りになっている。
訪問介護職員を年代別にみると、10代0%、20代1.0%、30代5.9%、40代20.2%、50代35.3%、60代30.2%、70代7.5%となっている。平均年齢は55.5歳。50歳以上が全体の73.0%を占め、60歳以上でみても37.7%と4割に迫っている。
調査は2018年10月から2019年1月にかけて実施され、組合未加入の人も含め、1,897人の訪問介護職員(ケアマネ、ヘルパーなど)から回答を得た。
川崎重工 マレーシアの現地二輪メーカーへ追加出資
川崎重工は4月26日、マレーシアのDRB-HICOM Bhd.(所在地:クアラルンプール、以下、DRB-HICOM社)との間で、両社が共同運営する同国の二輪車製造・販売会社、Motosikal Enjin Nasional Sdn.Bhd.(以下、MODENAS社)の普通株式1,430万株について、DRB-HIKOM社より約4,030万リンギット(約11億円)で取得することで合意したと発表した。これにより、川崎重工のMODENAS社への出資比率はこれまでの19%から30%へ引き上げられる。
MODENAS社は1995年、マレーシア地場ブランドの二輪車の開発・製造・販売を推進するために設立された会社。今回の追加出資により川崎重工が経営に関与することで、MODENAS社の発展に寄与するとともに、マレーシア市場における二輪車事業のさらなる拡大を目指す。
ディップ 業務自動化プラットフォーム運用のAntWorksへ出資
求人情報サイト「バイトル」「はたらこねっと」などを運営するディップ(本社:東京都港区)は4月26日、AIを活用した世界初の業務自動化プラットフォーム「ANTstein」を開発・運用するAntWorks Pte.Ltd.(本社:シンガポール、以下、AntWorks社)へ出資したと発表した。
ANTsteinは、プログラミングなどの高度なスキルを必要としないため、ビジネス現場への導入が容易で、すでに世界各国の大手コンサル企業や主要銀行など様々な業界の顧客に導入されている。
今回の出資を機に、AI・RPA領域における新事業において、日本を含むアジアパシフィック地域でのAntWorks社の自動化・省力化ツールの提供、投資先企業とのオープンイノベーションに取り組む。
住友商事 インド・チェンナイの新工業団地開所
住友商事(本社:東京都千代田区)は4月26日、インドのマヒンドラワールドシティデベロッパーズ社(以下、MWC社)とともに、インドタミルナドゥ州チェンナイ近郊で開発を進めてきたオリジンズ・マヒンドラワールドシティノースチェンナイ(以下、オリジンズ・チェンナイ)の第一期先行開発区画の造成工事を完了し、開所式を執り行ったと発表した。
オリジンズ・チェンナイへの出資比率はMWC60%、住友商事40%。総投資額は約75億円。開発面積は第一期区画約107㌶、第二期区画約150㌶。オリジンズ・チェンナイはタミルナドゥ州の州都チェンナイ中心部から北37kmのポネリ郡に立地。開発面積は最大約260㌶で、先行開発した第一期区画は日系企業中心に20~30社の入居を見込んでいる。
堺では江戸時代も盛んに鉄砲生産 古文書で判明
大阪府堺市と関西大学の分析によると、徳川政権が確立した江戸時代でも、堺では盛んに鉄砲が生産されていたことを示す古文書が見つかった。これは堺市の、かつての鉄砲鍛冶の屋敷、井上関右衛門家から5年前に見つかった、およそ2万点の古文書の分析の結果、判明したもの。
井上家は江戸時代を通じて鉄砲生産に関わっていたとされ、代金の決済などが記された「萬覚帳」からは、1866年の売り上げが現在に金額でおよそ3億円もあったことが分かった。このほか、当時の注文票や鉄砲の設計図などから、全国各地の大名から注文を受けて鉄砲を盛んに生産していたことが分かるという。
天下統一を目指した織田信長や、これを継承した豊臣秀吉が戦乱を収める最大の武器の生産基地として、堺の商人らをを重用したことは知られているが、大きな戦乱がなくなったはずの江戸期になっても、堺で鉄砲生産がこれほど盛んに行われていたことはほとんど知られていなかった。それだけに専門家らは、日本の鉄砲の歴史を書き換える貴重な史料だとしている。