月別アーカイブ: 2019年6月

東邦大 球脊髄性筋萎縮症の歩行機能改善治療にロボットスーツ導入

東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科および脳神経内科は6月24日、球脊髄性筋萎縮症の歩行機能改善を目的とした治療にロボットスーツHAL(R)医療用下肢タイプを、7月1日から東京都内の大学病院で初めて導入すると発表した。同院では2018年8月から筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者を対象に導入。身長150~160cmの患者で介助または歩行補助具を使うことで10m以上歩行可能となり、症状に応じたより良い治療につなげいくとしている。

ルノー・日産自・ウェイモ 自動運転実現へ独占契約

ルノー、日産自動車は6月20日、フランスと日本でグーグル傘下のウェイモと、乗客および配送向けドライバーレス・モビリティーサービスの実現の可能性について検討する独占契約を締結したと発表した。各社の強みを持ち寄り、市場機会の分析、ドライバーレス・モビリティーサービスに関係する商業的および法規面の課題を共同で調査することで、より知見を高めることを目指す。フランスと日本でその可能性について検討し、その後中国を除く他の市場への検討に移る。ルノーと日産自動車はさらなる事業化検討を進めるため、ドライバーレス・モビリティーサービスに特化したアライアンスの合弁会社を、フランスと日本にそれぞれ設立する予定。

日本郵便 UGXによる中国宛て配送サービス開始

日本郵便(本社:東京都千代田区)は6月21日、中国の申通快●(シンツウカイテイ、所在地:中国・上海市)の日本法人、申通エクスプレスジャパン(所在地:東京都中央区、以下、STOジャパン)と連携し、24日から中国の行郵税による通関を用いた「ゆうグローバルエクスプレス」(以下、UGX)による中国宛ての配送サービス「UGX行郵税通関配送サービス」を提供すると発表した。利用対象者は中国向け越境ECサイトで販売している法人顧客。

NTTデータ インドのクラウドヘッジ社と資本提携

NTTデータ(本社:東京都江東区)は6月21日、アプリケーションのコンテナ移行やDevOpsプロセスを支援する技術・ノウハウを持つインドのクラウドヘッジ・テクノロジーズ・プライベート・リミテッド(本社:インド・プネ、以下、クラウドヘッジ)と資本提携したと発表した。これにより、クラウドヘッジの持つ高度な技術・ノウハウを、NTTデータが提供する既存IT資産を活用したデジタル化対応技術体系「レガシーデジタルインテグレーション」に取り入れ、世界各国のNTTデータグループの幅広い顧客層に対して提供することにより、顧客の迅速なデジタルトランスフォーメーションを支援していく。

近江商人の商いの心得、家訓展 滋賀・東近江市

滋賀県東近江市の近江商人博物館で、代々伝わる商いの心得や家訓を記した掛け軸などおよそ20点を集めた展示会が開かれている。7月15日まで。                                   麻布の仲介業者の主人が跡継ぎに宛てた遺言書には「他国で商売をするときは、行く先の人たちのことを大切に思いなさい」と書かれていて、近江商人のモットーといわれる「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の心得が記されている。また、「長者三代鑑」と名付けられた掛け軸には、一番下に懸命に働く創業者、真ん中に仕事をせず茶の湯に興じる2代目、そして一番上に落ちぶれた3代目の姿が描かれ、戒めともいうべき「創業者の勤勉な精神を忘れるべからず」というメッセージが込められている。近江商人の、今日のビジネスにも通じる、興味深い心得がうかがわれる。

日本生命 ミャンマーのGGIH社へ出資 株式35%保有へ

日本生命保険は6月21日、ミャンマー有力財閥の一つ、シュエタングループ傘下のグランド・ガーディアン・インシュアランス・ホールディング(以下、GGIH)およびGGIH傘下の生命保険会社、グランド・ガーディアン・ライフ・インシュアランス(以下、GGLI)との間で、GGLIの株式を取得することで合意し、ミャンマー関係当局に金融許可申請書類を提出したと発表した。新株発行割当により、GGIL株式2,100万米ドル相当(約23億円)を取得し、全体の35%を保有することになる。9~10月に諸手続きを完了する予定。これに伴いGGLIは「グランド・ガーディアン・ニッポンライフ・インシュアランス」に社名変更する予定。

出光興産 フィリピンに潤滑油の販売会社設立 事業の強化・拡大へ

出光興産(本社:東京都千代田区)は6月21日、フィリピンに潤滑油販売会社「出光ルブリカンツフィリピン」(所在地:マニラ市)を設立、営業を開始したと発表した。新会社の資本金は5,000万フィリピンペソで、出光興産が全額出資した。フィリピン国内の日系自動車や車関連部品メーカーへの潤滑油供給並びに自社ブランドオイルの拡販を推進する。2018年のGDP成長率6.2%と中期的にも安定的な成長が期待されるフィリピン経済のもと、車関連オイルをはじめ堅調な需要の伸びが見込まれる潤滑油のグローバルメーカーとして事業の強化・拡大を図る。

GMOリサーチ インド工科大学マドラス校とインターン生受け入れで協定

GMOインターネットグループでインターネットサービス事業を展開するGMOリサーチ(本社:東京都渋谷区)は6月21日、工学・科学技術を専門とするインド工科大学マドラス校(以下、IITマドラス校)と、インターンシップ生の受け入れに関する協定を6月17日に締結し、インターンシップ生の受け入れを開始したと発表した。海外教育機関からのインターンシップ生の受け入れは米国アリゾナ州立大学サンダーバード国際経営大学院に続き2校目となる。GMOリサーチはエンジニア志望の学生を受け入れ、授業では学ぶことのできない実践的な技術を習得する機会を提供する。

中村超硬 中国の南京三超へ生産設備および技術供与で合意

ダイヤモンドワイヤメーカーの中村超硬(本社:大阪府堺市)は6月21日、中国・深圳証券取引所上場で、ダイヤモンドツールを生産・販売する南京三超新材料股份有限公司(所在地:江蘇省南京市)との間で、同社のダイヤモンドワイヤの生産設備や技術供与などに関する基本合意書を締結したと発表した。固定資産の譲渡および技術供与に係る対価の総額は約32億円。正式契約締結は7月末の予定。ダイヤモンドワイヤの市場価格の7割下落により、早急な事業立て直しが難しいと判断した。

廻転寿司「CHOJIRO」シンガポールに1号店

活魚廻転寿司「にぎり長次郎」、廻転寿司「CHOJIRO」などを展開するフーズネット(本社:大阪市中央区)はこのほど、シンガポールのUPTRON(PTE)LTDとFC契約を締結し、海外初出店となる「CHOJIRO CAPITAL SQUARE」店をシンガポールにオープンした。所在地はシンガポールの「キャピタルスクウェア」1階の飲食エリア「GOCHI Church Street Japan Kitchen」内。                                                                            フ-ズネットの2019年4月現在の店舗数は直営店67店(「にぎり長次郎」54店、「CHOJIRO」6店、出前寿司「にぎり忠次郎」7店)、フランチャイズ加盟店13店(京寿司「都人」13店)。