月別アーカイブ: 2019年7月

百舌鳥・古市古墳群 世界文化遺産に登録、23件目

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は、アゼルバイジャンの首都バクーで会議を開き、日本時間の7月6日午後5時半すぎに、大阪府の「百舌鳥・古市(もずふるいち)古墳群」を新たに世界文化遺産として登録することを決めた。百舌鳥・古市古墳群は大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市にまたがる、4世紀後半から5世紀後半ごろに造られた、合わせて49基の古墳で構成される。この中には宮内庁が「仁徳天皇陵」として管理し、「大山古墳」とも呼ばれる国内最大の前方後円墳も含まれている。これらの古墳は、当時の高い築造技術を示しているほか、日本の古代国家の成り立ちを研究するうえで、貴重なものとされる。今回の登録によって日本の世界遺産は23件目で、文化遺産が19件、自然遺産が4件になる。大阪府の世界遺産の登録は今回が初めて。

PPIH「DON DON DONKI」香港・尖沙咀に初出店

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は7月4日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が7月12日、「DON DON DONKI ミラプレイス2」店を香港随一の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)に位置する商業施設「ミラプレイス2」内にオープンすると発表した。同店では生鮮(青果、鮮魚、精肉、惣菜)をはじめ、お菓子などの加工食品のほか、シンガポール、タイでも人気の焼き芋や日本の物産コーナーなども設ける。

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手足口病 近畿全域で「警戒レベル」超える

近畿2府4県すべてで「手足口病」の患者数が、大きな流行が起きている可能性がある「警報レベル」を超えた。近畿各府県によると6月30日までの1週間に医療機関を受診した患者は、1つの医療機関あたりの平均で兵庫県が12.53人となったのをはじめ、次いで京都府が10.6人、滋賀県が10.41人、和歌山県が10.13人、奈良県が9.12人、大阪府が9.04人となった。この結果、すべての府県で、大きな流行が起きている恐れを示す基準の5人を大きく超え、「警報レベル」となっていることが分かった。                        手足口病は5歳以下の幼い子どもを中心に感染し、手足、口の中に発疹ができるウイルス性の感染症で、まれに脳炎などの重い症状を引き起こす恐れがある。6月16日までの1週間に、全国およそ3,000の医療機関から報告された患者数は1万2,700人余と、この時期としては過去10年で最も多くなった。

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HIS 札幌市で65歳以上向けタクシー定期券サービス 期間限定で販売

エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区、以下、H.I.S.)北海道・東北事業部は7月5日、北海道交通事業協同組合(本部:北海道札幌市)と連携し、札幌市内の厚別区・白石区・清田区在住の65歳以上の方向けに、定額乗り放題タクシー定期券サービスの販売を期間限定で実施すると発表した。タクシー定期券サービスは、あらかじめ指定された目的地2カ所と自宅間を平日限定で、タクシーを乗り放題で利用することができ、募集型企画旅行としてH.I.S.が販売するもの                                                                           内 閣府の「高齢社会白書」令和元年版によると、日本の総人口における65歳以上の割合は28.1%だが、北海道は31.3%と全国平均より高齢化率が高くなっている。高齢者の運転免許証の返納がクローズアップされている一方で、公共交通機関が十分でない地域では日々の移動手段の確保が課題となっている。

                                                                            

阪急阪神HD ジャカルタの複合施設の運営・管理に本格参入

阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は7月4日、インドネシアを代表するジャカルタ中心部の商業・オフィス・ホテルの複合施設「プラザインドネシアコンプレックス」およびJKT48劇場や映画館等が入居する商業施設「fXスディルマン」を保有・運営する現地事業体に出資して、海外での複合施設等の運営・管理に本格参入すると発表した。         同社は海外交通・都市開発事業支援機構(所在地:東京都千代田区、以下、JOIN)と共同で設立した会社を通じて現地事業体に出資する。他の出資者を含む現地事業体への出資総額は約832億円。また、役員を1名派遣し、事業運営に積極的に関わっていく。

スカイマークが8月より神戸-茨城・長崎・那覇線を増便

関西エアポート(所在地:大阪府泉佐野市)は7月5日、スカイマーク(BC)が神戸空港の運用で8月より、神戸-茨城線、神戸-長崎線、神戸-那覇線を増便すると発表した。運航開始は8月1日、茨城線は1日3便、長崎線・那覇線は1日4便へそれぞれ1便増やす。スカイマークは現在、神戸空港より札幌、仙台、羽田、茨城、長崎、鹿児島、那覇の計7都市に就航している。今回の増便により、同社による神戸空港発着便数は1日25便となる。

豊田合成 ベトナムでエアバッグの部品工場が稼動開始

豊田合成(本社:愛知県清須市)は7月4日、ベトナムの生産子会社「豊田合成ハイフォン有限会社(TGHP)」のタイビン工場が7月から稼動開始したと発表した。新工場の稼動により、ベトナムでの生産能力は今後4年間でエアバッグ部品を2018年度の約1.5倍となる年産2,500万個、ハンドルを約1.7倍となる年産400万本に増やす予定。              タイビン工場の土地は約11万3,000㎡、建屋は約3万4,000㎡。従業員597名。TGHPの本社所在地はベトナム・ハイフォン市、本社工場の従業員数は3,834名。

豊田通商 タイの使用済み自動車のリサイクル実証事業を受託

豊田通商は7月4日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」のテーマの一つとして、タイにおける使用済み自動車のリサイクル実証事業を受託したと発表した。この実証事業はNEDOとタイ工業省(MOI)、工業団地公社(IEAT)の間で、2019年2月にMOU(覚書)が締結されている。                                                                             豊田通商は実証事業の全体設計を担い、Green Metals(Thailand)Co.,Ltd.が実証実施する。このほか、TDEM(トヨタ ダイハツ エンジニアリング&マニュファクチャリング)、TMT(トヨタモータータイランド)がサポートする。

NTTコム 5Gでの放送コンテンツの伝送実験に成功、世界初

NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、以下、NTTコム)は7月3日、第5世代移動通信システム(以下、5G)で、放送コンテンツのIP伝送規格(SMPTE ST2110規格)による音声および時刻データを伝送する実験に世界で初めて成功したと発表した。これは5Gでの画質劣化や遅延が少ない非圧縮映像の伝送実用化に向けた第一歩という。

トッパンフォームズと岩谷産業 再生医療分野で-150℃以下の低温輸送提供開始

トッパンフォームズ(本社:東京都港区)と岩谷産業(東京本社:東京都港区)は7月3日、医薬品の適正流通ガイドラインに対応し、再生医療分野での利用可能な新たな輸送温度管理システムの提供を開始すると発表した。同システムは再生医療分野で細胞・医薬品を保管・輸送する際に、細胞・医薬品が収納された容器内外の温度管理を可能にするもの。温度管理は岩谷産業が提供する液化窒素を使用して-150℃以下の環境を保つ「ドライシッパー(細胞輸送容器)」と、トッパン・フォームズが新たに開発した温度ロガー「オントレイシス タグ-196℃」および温度管理プラットフォーム「オントレイシスクラウド」を利用する。