月別アーカイブ: 2019年8月

ココカラ・マツキヨが経営統合協議へ、売上高1兆円規模で業界最大手に

ドラッグストア大手のココカラファインは8月14日、マツモトキヨシホールディングス(HD)との経営統合に向けた協議を始めると発表した。ココカラファインはスギホールディングスからも経営統合を打診されていたが、マツモトキヨシHDと組む方が相乗効果が大きいと判断した。この統合が実現すれば売上高1兆円規模となり、業界最大手となる。

志賀直哉の『暗夜行路』の舞台 京都時代の旧居宅、解体へ

文豪・志賀直哉(1883~1971年)の京都時代の旧居の一つで、代表作『暗夜行路』でも重要な舞台として描かれた京都市北区の住宅が近く取り壊されることが分かった。この旧居は北野白梅町交差点から南西約200mにあり、1910年代当時の衣笠村に郊外型住宅として開発され、文化人が数多く住んだ衣笠園の一角。志賀は実父との確執が激しく、わずか4カ月余りだったが、新婚間もない大正4年1月にここに移り住んでいる。暗夜行路の作品では、自らを投影させた主人公の作家、時任謙作と妻・直子が新婚生活をスタートさせた家として登場する。旧居は大正期の木造2階建てで、老朽化が著しく、現在の所有者が解体・売却の手続きを進めている。

リプロ シンガポールに国外初拠点、東南ア皮切りに海外事業本格化

Repro(本社:東京都渋谷区、以下、リプロ)は8月13日、国外初拠点としてシンガポールに子会社「Repro Singapore PTE.LTD.」(資本金4,000万円)を設立し、東南アジア諸国でのセールス&マーケティングを開始すると発表した。今後、市場の拡大が見込まれる東南アジア圏でのシェア獲得を目的とし、アジアの玄関口であり、ハブともなっているシンガポールに国外初拠点を開設したもの。シンガポールを中心にインドネシア、インド、タイ、マレーシア、ベトナムなど東南アジア諸国でマーケティングセールス、カスタマーサクセスを展開する。2021年末めどにカントリーマネジャーを設置し、各国5~10名体制を構築していく予定。リプロは世界59カ国6,500社以上の導入実績を持つCE(Custmer Engagement)Platform Reproを提供している。

住商グローバル・ロジ タイ物流事業で新倉庫稼働

住友商事(本社:東京都千代田区)は8月13日、100%子会社の住商グローバル・ロジスティクス(本社:東京都千代田区)がタイで運営する物流子会社のSumisho Global      Logistics(Thailand)Co.,Ltd.(本社:タイ・バンナ、以下、SGLT)を通じて、約4,000㎡の自社倉庫の稼働を開始すると発表した。同倉庫はバンコクから車で約45分、アユタヤ、ナワナコン地区に位置するSGLTナワナコン支店内に立地している。同地区は食品・消費財メーカーの集積地で、今後も旺盛な物流需要が見込まれている。ナワナコン支店の敷地内に同支店で6棟目となる自社倉庫を建設することで、支店の既存人員やノウハウを有効活用する。SGLTがタイでオペレーションに携わる倉庫延床面積は約9万㎡で、今回の新倉庫を合わせ約9万4,000㎡に拡大する。

西鉄 ベトナム・ハイフォン市で8案件目の開発事業、折半合弁で

西日本鉄道(本社:福岡市博多区、以下、西鉄)はこのほど、ベトナム・ハイフォン市でベトナム南部の大手住宅デベロッパー、ナムロンインベストメントコーポレーション(本社:ホーチミン市、以下、ナムロン)との共同事業による住宅開発を行うと発表した。西鉄のベトナムにおける開発事業は8案件目。今回のプロジェクトは西鉄、ナムロン両社の折半出資による合弁会社を事業会社とし、約1,600haの大規模工業団地内の一角で住宅開発を行うもの。低層住宅約700戸、マンション約2,200戸からなる21ha超の複合開発を予定。総事業費は約202億円で、3期に分けて開発を進め、2026年をめどに全区画の引渡し完了を目指している。第1期は2020年から着工し、370区画を販売する予定。

天皇陛下 初の全国戦没者追悼式典 戦争の惨禍と平和への思い継承

終戦から74年を迎えた8月15日、天皇陛下は皇后さまとともに日本武道館で行われた全国戦没者追悼式典に初めて臨まれた。そして、上皇さまの戦争と平和への思いを受け継ぎ、「先の大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその家族を思い、深い悲しみを新たに致します」と述べられ、「深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことをことを切に願い、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、全国民とともに心から追悼の意を表し、世界の平和とわが国の一層の発展を祈ります」と結ばれた。

ホンダジェット 小型カテゴリー・デリバリー数で V3達成

ホンダは8月13日、航空機事業子会社、ホンダエアクラフトカンパニー(本社:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市、以下、HACI)が、ホンダジェットの2019年上半期(1~6月)のデリバリー数17機となり、小型ジェット機カテゴリーで2017年、2018年に続き世界第1位を達成したと発表した。ホンダジェットは現在、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、インド、中東および日本で運用されている。

IPS フィリピンのPLDTと通信網利用で合意,首都圏での5G展開なども検討

国内外の情報通信事業を展開するアイ・ピーエス(本社:東京都中央区、以下、IPS)は8月9日、フィリピンの通信大手PLDT,Inc(以下、PLDT社)との間で、PLDT社が既設の国際通信回線をIPSに供給することで合意。併せて、マニラ首都圏地域のネットワーク分野の分野でも、IPSが展開する光ファイバー網の共用や次世代高速通信規格・5Gに向けた展開について検討を開始すると発表した。

東京電力エナジーパートナー タイ・バンコクに初の海外現法

東京電力エナジーパートナー(本社:東京都中央区)は8月9日、タイ国内の日系企業へエネルギー供給サービス事業を展開することを目的とした、初の海外現地法人「TEPCO Energy Partner International(Thailand)Co.,Ltd.」をバンコクに設立し、同日から営業を開始すると発表した。新会社の資本金は200万タイバーツ(約700万円)で、出資比率は東京電力エナジーパートナー40%、日本ファシリティ・ソリューション9%、他(タイ国内企業)51%。新会社は近年同国でも関心が高まっている太陽光発電設備をはじめ、各種エネルギー設備を設計・調達・建設・設備(資産)の所有・メンテナンスに至るまで一貫して請け負うサービスを提供する。

セブ・パシフィック航空 成田-フィリピン・クラーク線就航

セブ・パシフィック航空は8月9日、成田国際空港-フィリピン・クラーク国際空港(ルソン島)線を就航した。月・水・金・日曜の週4便運航で、所要時間は約4時間30分。使用機材はエアバスA320型機。ジェットスター・アジア航空が2018年3月から関西国際空港-クラーク線を運航しているが、成田発着では初めてのクラーク直行便となる。クラーク空港ののあるアンへレス市は、フィリピン・ルソン島のパンパンガ州に位置し、経済特区となっているため、日本企業も多く進出している。