月別アーカイブ: 2019年8月

アイカ工業 中国南京鐘騰社を子会社化

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は8月9日、100%子会社のアイカ・アジア・パシフィック・ホールディングス社(以下、AAPH社)の100%子会社、ダイネア南京社が、江蘇鐘騰化工有限公司および南京鐘騰化工有限公司(所在地:中国・南京市、以下、南京鐘騰社)の発行済み株式のすべてを取得し、子会社化することで、株式譲渡契約を締結したと発表した。買収価額は8,800万人民元を予定。出資完了日は8月下旬の予定。今回の買収により、フェノール樹脂を主体とする産業用樹脂事業のさらなる拡大が可能となる。加えて、中国で需要の増加が見込まれるホットメルト接着剤、その他産業用樹脂、化粧板用樹脂および含浸紙などの事業拡張が見込まれる。

中央紙器工業 子会社の香港中央紙器工業を解散・清算

中央紙器工業(本社:愛知県清須市)は8月8日、連結子会社の香港中央紙器工業有限公司(以下、HKCPI)の解散および清算に向けた手続きを開始すると発表した。HKCPIが果たしてきた販売機能を、中央紙器工業の持分法適用関連会社の東莞宏冠包装印刷科技有限公司に統合し、中国事業を再構築。この結果、HKCPIはその役割を終えたとしている。

大同特殊鋼 タイに二次加工事業の拠点を新設、傘下2社で新会社

大同特殊鋼(本社:名古屋市東区)は8月8日、連結子会社の下村特殊精工(本社:千葉県市川市)と大同興業(本社:東京都港区)が、特殊鋼の冷間引抜き棒鋼を主要製品とする新会社「Daido Shimomura Steel Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.」をタイに設立したと発表した。新会社の所在地はタイ・チョンブリ県ピントン工業団地で、敷地面積は1万㎡。資本金は4.3億タイバーツで、出資比率は下村特殊精工51%、大同興業46%、Daido Kogyo(Thailand)Co.,Ltd.3%。2021年4月稼働開始の予定。月産能力は1,000トン。新会社は事業インフラの整ったタイで、二次加工事業拠点となり、主に自動車関連向け高機能鋼材の需要地として期待されるASEANにおけるサプライチェーンの一翼を担う。

朝日印刷 マレーシアのHL社とSN社を子会社化、販売・製造拠点に

朝日印刷(本社:富山市)は8月8日、マレーシアの印刷会社、Harleigh(Malaysia)Sdn.Bhd.(以下、HL社)およびShin-Nippon Indusries Sdn.Bhd.(以下、SN社)のそれぞれの株式65.0%を取得し、子会社化する旨の株式譲渡契約を締結したと発表した。マレーシア国内外で強固な顧客基盤を持つ両社の株式取得により、朝日印刷はASEANを中心とした販売・製造拠点の確立、人材交流等を通じた人財の育成など加速していく。

ヤクルト 中国江蘇省に無錫第2工場建設 2022年4月生産開始予定

ヤクルト本社(所在地:東京都港区)は8月8日、中国ヤクルトの製造子会社、無錫ヤクルト(所在地:中国江蘇省無錫市)で第2工場(以下、無錫第2工場)の建設を2020年5月に開始すると発表した。無錫第2工場の敷地面積約6万6,660㎡、建築面積約2万3,460㎡、延床面積約3万4,049㎡。2022年4月の生産開始を予定。生産開始当初は80万本/日を予定。中国では2002年に広東省広州市で「ヤクルト」の生産を開始。上海市、天津市、江蘇省無錫市、広東省佛山市と生産拠点を拡大し、現時点で5都市6工場が稼働している。                                                 

トッパン・フォームズ インドネシアのRDS社の株式取得

凸版印刷の子会社で情報管理ソリューション事業を手掛けるトッパン・フォームズ(本社:東京都港区)は8月8日、PT.Reycom Document Solusi社(本社:インドネシア・ジャカルタ、以下、RDS社)の株式を取得し、持分法適用会社にしたと発表した。RDS社と資本業務提携することにより、経済成長の著しいインドネシア市場でのデータ・プリント・サービス(DPS)やビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスの事業展開に取り組んでいく。取得株式数は12万5,795株で所有割合は40.0%。

ミニストップ 中国遼寧省大連市でコンビニをダブルブランド展開

ミニストップ(本部:千葉市)は8月8日、中国遼寧省大連市で大連三●商業管理有限公司のコンビニエンスストア事業ブランド「会有便利」とのダブルブランド店舗1号店を開店したと発表した。店舗面積は約143.7㎡、売場面積は約107.7㎡(イートイン約16席)。店舗屋号は「MINISTOP会有便利」。ミニストップは現在、中国山東省青島市に店舗展開しており、2019年6月末現在86店舗。今回の大連での出店により、中国では2カ所目のの店舗展開となる。

島津製作所 中国子会社が天津市にギヤポンプ・バルブの新工場

島津製作所(本社:京都市中京区)は8月8日、中国子会社の天津島津液圧有限公司(略称:TSH)が、11月に天津市の西青経済技術開発区にフォークリフト向け油圧ギヤポンプおよびコントロールバルブ製造の新工場を着工すると発表した。同社はこれに先立ち、TSHに2018年9月26日、2,000万米ドルを増資している。                                         新工場の竣工は2020年9月を予定。敷地面積は約2万4,000㎡、建物仕様は2階建て(延床面積は約1万7,000㎡)。TSHはギヤポンプで2023年度には2018年度比2倍となる年間生産30万台を見込んでいる。

大阪府 重度障がい者の通勤・通学を支援、来年度から制度導入へ

大阪府の吉村知事は、来年度から重い障害がある人の通勤や通学を支援する制度を導入する方針を明らかにし、今後負担のあり方など具体的な制度設計を急ぐ考えを示した。大阪府には現在、重度訪問介護サービスを利用している人がおよそ2,500人いるという。同知事は必要な財源について、府と市町村が1対1の割合で負担することや、国にも入ってもらって、所得に応じて利用者にも一定の負担を求めていきたいとしている。

技能実習生の受け入れ5,000超の職場で法令違反 過去最多 厚労省

厚生労働省によると、労働基準監督署などが昨年、外国人技能実習生を受け入れた事業所のうち7,334カ所を監督・指導した結果、70.4%あたる5,160カ所で違法残業などの法令違反があったことが分かった。違法行為のうち、悪質な19件は書類送検された。今回の監督・指導と法令違反の件数は、統計の公表を始めた2003年以降、ともに過去最多。法務省によると、2018年末時点の技能実習生は32万8,360人に上り、前年同時期より5万人以上増えている。