月別アーカイブ: 2019年8月

在台外国人4.1%増の76万4,000人、インドネシア人が33%占め最多

台湾内政部(内政省)のまとめによると、2019年6月末時点で台湾の居留証を保有し、台湾に住む外国人(中国、香港、マカオ籍を除く)の数は前年同月末に比べ4.1%増の約76万4,000人だった。国籍別でみると、2018年末時点でインドネシア人が最も多く、全体の33.1%を占めている。以下、ベトナム、フィリピンと続いた。

デンカ 台湾PB社へ出資し業務提携強化 ライフイノベーション事業加速

デンカ(本社:東京都中央区)は7月30日、ライフイノベーション分野における戦略パートナー、PlexBio Ltd.(本社:台湾・台北市、以下、PB社)とのアライアンス強化を目的として、PB社が実施する第三者割当増資を引き受け、同社株式の33.4%を保有する旨、台湾金融当局に申請したと発表した。この出資によりPB社とのパートナーシップを一層強化することで、国際社会でも大きな課題となっている薬剤耐性菌への対策に資する、病原体微生物同定・薬剤耐性菌遺伝子検査システム(診断薬および診断機器)の開発を加速していく。

すららネット インドネシア国立教育大学と業務提携契約を締結

すららネット(本社:東京都千代田区)は7月30日、海外小学生向け算数eラーニングシステム「Surala Ninja!」の学術研究や、eラーニングシステムの共同開発に関し、インドネシア教育大学(以下、UPI)と業務提携契約を締結したと発表した。Surala Ninja!は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて、加減乗除の四則計算を楽しく学べるeラーニングシステム。                              今回の業務提携は2015年から行ってきた事業の実績を受け、これまで以上に連携を深めるために締結したもので、Surala Ninja!の成果や学習ログに関する共同研究、運営ノウハウなどの共同研究、UPIによるSurala Ninja!のインドネシア国内におけるマーケティング活動の支援、セミナーやワークショップの共同開催など、インドネシアにおける教育活動を推進する。                                                                                          すららネットは、日本の小・中・高校生ならびに海外の小学生むけの対話型ICT教材開発・提供を通じ、教育支援を行っている。

シノケンG インドネシアで外資初の不動産ファンド運営ライセンス取得

シノケングループ(東京本社:東京都港区)は7月29日、インドネシア現地子会社、シノケンアセットマネジメントインドネシア(以下、SAMI)が、インドネシア金融庁(OJK)から不動産ファンドの運営を企図した投資運用業のライセンスを正式に取得したと発表した。不動産ファンドを運営している企業はインドネシア内資の3社しかなく、外資では同国初となる。これによりシノケンはインドネシアにおける不動産開発・運営にとどまらず、不動産ファンドやREITを組成し、不動産投資のプラットフォーマーとして積極展開していく。

阪急阪神HD・日立が共同で地域包括ケア支援開始 沿線エリア

阪急阪神ホールディングス、ライフデザイン阪急阪神、日立製作所の3社は7月30日、在宅ケアの情報を介護サービス事業所や医療機関等の関係者間で共有し、一体となって要介護者等をサポートする、地域包括ケア支援サービス『阪急阪神みなとわ』の提供を7月31日より開始すると発表した。このサービスはパソコンやタブレット端末、スマートフォンを使って、在宅ケアに必要な介護情報や生活情報を、要介護者等の同意に基づき、在宅ケアの関係者間限定で共有できるようになっている。これにより要介護者等の状態が即時に把握できるとともに、掲示板やメッセージ機能を活用して、関係者間の連絡や相談等を簡単に行うことができる。また、日々の介護報告も簡単な入力で報告書の作成が可能となる。料金(申込後3カ月間は無料)は、介護サービス事業所で税別で月8,000円、診療所、薬局で同1万円、病院で同2万円。サービス提供エリア(阪急・阪神電鉄沿線)は兵庫県で神戸市など7市、大阪府で大阪市など8市1町、京都府で京都市など3市1町。

ヤクルト ミャンマー・ティラワに工場完成、8月から販売開始

ヤクルト本社(所在地:東京都港区)は7月30日、海外子会社のミャンマーヤクルトがミャンマーで乳酸菌「ヤクルト」の販売を8月1日から開始すると発表した。ヤンゴン郊外のティラワ経済特別区に建設した工場が完成。ヤンゴン市を中心に販売を開始し、順次販売地域を拡大していく予定。希望小売価格は80ml単品で300チャット/本(約21円)、5本パックで1,500チャット/5本(約105円)。ヤクルトレディによる訪問販売とスーパーマーケットなどの店頭販売。2019年8~12月の平均で1万8,530本/日を販売目標とする。今回のミャンマーでの販売により、販売網は日本を除き海外39カ国・地域となる。

G17勝の名馬ディープインパクトがけい椎骨折で安楽死

中央競馬のかつてのスーパースタ・ーホース、無敗でクラシックレース(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制し、天皇賞、有馬記念などG1レースで歴代最多に並ぶ7勝をあげた”平成最強”の関西ゆかりの名馬、ディープインパクトが7月30日、けい椎骨折で安楽死の処置が取られた。現役引退後、同馬を管理していた北海道・社台スタリオンステーションが発表した。同馬は数多くの名馬を生んだサンデーサイレンスを父に持つ牡のサラブレッドで、全レースでコンビを組んだ武豊騎手が”空を飛ぶ”と表現した、ケタ外れのラストスパートが持ち味だった。武騎手は「私の人生で本当に特別な馬でした。彼にはただただ感謝しかありません」とコメントしている。17歳だった。

女性就業者が初の3,000万人突破 6月労働力調査

総務省が発表した6月の労働力調査によると、女性の就業者数は前月比53万人増の3,003万人(原数値)となった。調査開始以来、初めて3,000万人を突破した。完全失業率(季節調整値)は2.3%と前月から0.1ポイント低下した。完全失業者数は前年同月比6万人減の162万人だった。新たに転職活動する人などが減ったことが影響した。       厚生労働省が発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01ポイント低下し1.61倍だった。低下は2カ月連続。正社員の有効求人倍率は1.15倍と、前月から横ばい、雇用の先行指標とされる新規求人倍率は0.07ポイント低下し、2.36倍だった。

阪急・阪神電鉄「大阪梅田」に変更、訪日外国人に配慮

阪急電鉄と阪神電鉄は7月30日、「梅田」駅の名称を10月1日から「大阪梅田」駅に変更すると発表した。JRの大阪駅に引き換え、初めて大阪を訪れる外国人観光客などから梅田駅はどこにあるのか分かりにくいとの指摘が出ていた。また、阪急電鉄は「河原町」駅も同時に「京都河原町」駅に変更する。

デジタルハーツHD 株式51%取得しLOGIGEARグループを子会社化

デジタルハーツホールディングス(本社:東京都新宿区)は7月29日、米国LOGIGEAR CORPORATION(以下、LogiGear)の株式取得および、LogiGearが実施する第三者割当増資を引き受けることにより、同社を子会社化すると発表した。これに伴い、LogiGearのベトナム拠点、LOGIGEAR VIETNAM CO.,LTD.をはじめとするLogiGearグループ各社もデジタルハーツホールディングスの子会社となる。               譲受による取得株式数144万5,250株、取得価額330万9,000米ドル(3億5,700万円)、第三者割当増資による取得株式数206万4,770株、取得価額472万8,000米ドル(5億1,000万円)。異動後の所有株式数は351万20株で、議決権所有割合は51.0%。株式引渡日は8月1日の予定。