出入国在留管理庁はこのほど、外国人留学生らに日本語を教える日本語学校について、厳格化する設置基準の内容を公表した。就労目的と知りながら、留学名目で外国人を受け入れる悪質な学校を排除し、教育の質を高めるのが目的。適用は9月1日から。主な内容は、生徒に求められる出席率を厳しくして在籍管理を徹底し、定期的に学校の運営状況を報告させる点。 日本語学校は、大学などと異なり、基準を満たせば企業や個人でも開校できることから年々増加。今年7月時点で747校となり、この5年間で1.5倍に増えている。外国人留学生の日本語習得の看板を掲げながら、現実には就労目的の外国人の受け皿となり、定員を大幅に上回る生徒を受け入れ、諸事情から生徒がほとんど授業を受けない学校があるなど社会問題化している。
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マーチャント・バンカーズ 中国大手医療機関と業務提携
マーチャント・バンカーズ(本社:東京都千代田区)は8月20日、病院給食事業の業務提携先の中国大手医療機関、大承医療投資股份有限公司(以下、大承医療投資)と、医療ツーリズム並びにネットカフェ展開で業務提携の基本合意書を締結したと発表した。医療ツーリズムは、同社の病院やホテルとのネットワークをベースとし、東京や京都、大阪の名門病院や研究センターでの健康診断、人間ドック、がん治療、免疫力治療、幹細胞治療の受診など受入体制を構築のうえ、大承医療投資が紹介した中国人の患者に、同社が病院やホテルなどを紹介する形で事業に取り組む。インターネットカフェは浙江省、上海を中心とし、将来的には中国全土での運営を視野に入れる。
エアアジアX 11/20から成田-KL線4年ぶり再就航、週4往復
トーホー シンガポールの業務用水産品卸売会社を子会社化
新海アニメ『天気の子』34日目で興収100億円を突破
ANA・SFJのコードシェア 冬季ダイヤも拡充
7月の訪日外客数5.6%増の299万1,000人、単月で過去最高
ちとせグループ マレーシアに世界最大級の藻類培養設備
バイオベンチャー企業、ちとせグループは8月20日、三菱商事とマレーシアのサラワク生物多様性センター(以下、SBC)が共同でマレーシア・サラワク州に設立した、世界最大級の藻類培養設備(1,000㎡)の設計・監修を行ったと発表した。同設備は8月27日に行われる三菱商事とSBC共催の開所式で公開される。また、開所式では現地のエビ養殖企業、SBC、三菱商事、ちとせグループの4社でMOUの締結式も行う。 同設備は一年を通じて気温が安定しており、日射量も豊富という熱帯環境の利点を存分に活かせる3次元構造で、大規模化が容易な構造になっている。2018年11月に竣工、現在に至るまで継続的な培養試験を行い、商業化のめどを立てたことで、培養した藻類をエビ養殖・孵化場へ提供し、飼料や水質調整剤としての活用も開始している。