月別アーカイブ: 2019年9月

日立建機 東南ア市場に「ConSite OIL」提供開始

日立建機(本社:東京都台東区)は9月2日、欧州や日本市場などで好評のサービスソリューション「ConSite(R)OIL(コンサイト オイル)」を東南アジア各国市場で順次提供を開始すると発表した。コンサイトオイルは、稼働する建設機械にに搭載したオイル監視センサから、エンジンオイルや作動油の情報を24時間モニタリングするとともに、建設機械の稼働・位置情報などのビッグデータを蓄積する「Globale-Service(R)(グローバル イーサービス)」によってオイルの状態を自動で診断し、顧客と代理店のサービススタッフなどにレポートを自動で配信するサービスソリューション。

住友化学 インドのグループ会社合併し、新生「住友化学インド社」に

住友化学は9月2日、住友化学グループエクセルクロップケア社(以下、旧ECC社)と住友化学インド社(以下、旧住化インド社)が、インド規制当局による承認を経て8月31日をもって合併し、9月1日より「住友化学インド社」が営業を開始したと発表した。同社は、関連規則に基づく手続きが完了した後、インド国立証券取引所およびムンバイ証券取引所に新規上場する予定。                                                                                          今回の合併により、住友化学インド社はインド農薬市場で第2位の売上規模となる。母体の両社が持つ豊富なポートフォリオや販売網の相互補完的な活用により、一層の拡販を実現するとともに、経営資源をさらに集中して効率化させることで競争力を強化し、インドの農薬市場におけるリーディングカンパニーを目指す。

アイリスオーヤマ 大阪・心斎橋に訪日客向けショールーム開設

生活用品大手のアイリスオーヤマ(本社:仙台市)は9月2日、大阪を訪れた外国人客向けに自社の家電・生活用品をPRするため、大阪・心斎橋の自社ビルにアンテナショップをオープンした。売れ筋のサーキュレーターやふとん乾燥機などの小型家電のほか、エアコンや4K対応の液晶テレビなど約200製品をラインアップ。気に入った商品は店内に設置されているQRコードを読み取ることでインターネットの通販サイトで注文してもらう。アンテナショップは仙台市に続いて2店目だが、インバウンド対象は初めて。

阪和興業 ベトナムのコイルセンターの株式取得の登記完了、社名変更

阪和興業は8月30日、5月7日に株式取得契約の締結を発表したベトナムのコイルセンターの登記手続きが8月21日完了し、社名を「HANWA SMC STEEL HA NOI COMPANY LIMITED」に変更し、阪和興業の子会社として営業を開始したと発表した。所在地はベトナム・ハノイ市で、阪和興業の出資比率は65%。加工能力は月間1万mt。設備は大型スリッター2基、大型レベラー1基など。ハノイ地区において地域の薄板事業のさらなる拡大を目指す。

プライメタルズ 中国の宝山湛江鋼鉄よりスラブ連続鋳造機を受注

プライメタルズテクノロジーズはこのほど、中国の宝山鋼鉄股●有限公司の子会社、宝山湛江鋼鉄より、スラブ連続鋳造機一基を受注した。この鋳造機は中国南部の広東州湛江に宝山鋼鉄の生産拠点として新設された製鉄所に納入される予定。年間280万トンの高品質な高張力鋼を生産する能力があり、熱間圧延機(板幅:178mm)へスラブを供給し、年産能力を1,235万トンまで拡大する第2期拡張計画への投入機として2021年前半に稼働開始の予定。。

味の素G インドのグラニュールズ・オムニケイ社を独資化

味の素(本社:東京都中央区)は8月30日、連結子会社、味の素オムニケイ社(本社:ベルギー、以下、AOC社)を通じて、インドのグラニュールズ社(本社:本社:インド・ハイデラバード州、以下、GIL社)とAOCの合弁会社、グラニュールズ・オムニケイ社(本社:インド・アンドラプラデシュ州、以下、GOC社)の株式50%を取得することに合意したと発表した。これにより、味の素グループのGOC社保有株式は100%となる。GOC社は同社グループが「味の素バイオ・ファーマサービス」として運営するCDMO(開発・製造受託会社)事業で、重要な位置づけを占める低分子医薬の原薬および中間体の製造拠点。独資化することにより、同社グループのバイオ医薬品開発・製造受託のグローバル体制をさらに強化する。                                                                                                   CDMOのグローバル市場の規模は約1,080億米ドル(約12兆円)で、近年、製薬会社で製造の外部化が増加傾向にあり、2016年から2020年まで年率8%と高い水準の伸びが見込まれている。

スーパーホテル ミャンマーで人材養成の専門学校開校、特定技能で送り出し

ビジネスホテルを展開するスーパーホテル(本社:大阪市西区)が9月3日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、日本のホテルで働く清掃員や客室管理(フロア)係などを養成する専門学校を開校した。新たな在留資格「特定技能」を持つミャンマー人材の送り出しを目指す。NNAが報じた。

山田コンサルG インドネシアの同業JACと業務提携、進出日系企業を支援

山田コンサルティンググループ(本社:東京都千代田区)は8月30日、インドネシアのPT.JAPAN ASIA CONSULTANTS(所在地:ジャカルタ市、以下、JAC)と進出日系企業へのコンサルティング・支援サービスで業務提携したと発表した。1996年にインドネシアのジャカルタで創業し、同国への新規進出企業への会社設立業務支援、並びに既進出企業への内部管理全般にわたる実務支援経験と同国内でのネットワークを強みとするJACと、山田コンサルティンググループの日本でのネットワーク・コンサルティングノウハウを融合し、新規進出検討企業および既進出企業の幅広いコンサルティングニーズに応えていく。

法隆寺参道沿いに初のホテル 宿泊・観光客誘致へ 和文化体験

世界遺産に登録されている奈良県斑鳩町の法隆寺の南大門から数十mの参道沿いに初めてホテルがオープンすることになった。ホテル「和空 法隆寺」で、建物は2階建て。60ある客室は畳敷きの和室で、茶の湯や生け花など日本文化を体験できるスペースも設けられている。料金は1泊2食付きで1万8,500円から。9月8日オープンする。         斑鳩町は、法隆寺周辺での大規模な施設の建設を条例で規制していたが、5年前に緩和し宿泊施設の誘致を進めていた。というのは、これは奈良県全体の課題でもあるが、宿泊施設が不足していることから、同地で宿泊する観光客が少なく、観光施設が豊富にありながら通過地となっている実情がある。斑鳩町も平城京遷都1300年で様々な記念イベントがあった2010年(平成22年)には96万人余りの観光客が国内外から訪れたが、日本全体の訪日外国人らが大幅に増え続ける中、2018年は59万人余りにとどまっている。

平成医療福祉グループ インドネシアにリハビリ施設 9/9から診療開始

病院や高齢者施設などを運営する平成医療福祉グループ(本部:徳島市)のインドネシア法人は、インドネシアにリハビリテーション専門のクリニックを開設する。同施設「HMWリハビリテーションクリニック」を南ジャカルタのセノパティ地区に、9月3日にオープン式典を行い、9日から診療を開始する予定。同グループとして初の海外事業となる。リハビリに特化した日系クリニックのインドネシア国内での開設は初めてとみられる。クリニックは通所型施設。延べ580㎡に診療室やリハビリスペースを備える。最新型の装着型ロボットなどを導入する予定。                                                                            日本・インドネシア両国間の経済連携協定(EPA)の枠組みで、日本の同グループ施設で働いた経験のあるインドネシア人看護師らを活用する。新クリニックの事業費は約5,000万円。新興国での医療の国際展開を支援する経済産業省の「国際ヘルスケア拠点構築促進事業」として補助を受ける。