ニューヨーク証券取引所は3月13日、3日ぶりに反発し、ダウ工業株30種平均は前日比1985ドル(9.4%)高の2万3185ドル62セントで取引を終えた。上げ幅は過去最大となった。トランプ大統領が新型コロナウイルス対策で、「国家非常事態」を宣言し、最大500億ドル(約5兆4000億円)連邦政府の予算を活用し、検査や治療の態勢を強化することを表明するなど政策を総動員する姿勢を示したことで、投資家の先行き景気に対する不安心理が後退したもの。こうした要因から、ニューヨーク市場は5日連続1000ドル超の乱高下となった。
月別アーカイブ: 2020年3月
東日本大震災から9年ぶり JR常磐線全線運転再開
「緊急事態宣言」可能に 新型コロナウイルス対策の特措法成立
JICA バングラデシュの持続的な河川管理技術の確立を支援
東芝インフラS バングラデシュのダッカMRT向け回生電力貯蔵装置を受注
東芝インフラシステムズ(本社:神奈川県川崎市幸区)は3月11日、バングラデシュのダッカ都市高速鉄道(以下、MRT)6号線向けとして、回生電力貯蔵装置(以下、TESS)をインドの大手EPC(Engineering、Procurement、Construction)事業者であるラーセン&トゥブロ社から8セット(2MW×7セット、500KW×1セット)受注したと発表した。2020年鋼板から順次納入する予定。
TESSは、列車がブレーキをかけた際に発生する回生電力を蓄電池に充電し、列車が加速するための電力として再利用することで、従来使われていなかった回生電力を有効活用することができる鉄道向け地上設備。蓄電池には同社が開発した長寿命のリチウムイオン二次電池「SCiB(TM)」を活用している。
MRT6号線はバングラデシュ初の都市鉄道の一つで、ダッカ市内を全線高架で南北につなぎ、全長約20km、16駅で構成される予定。
東大・日立 ゲノム解析でスパコンの解析時間80%削減を実証
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターは3月10日、日立製作所(本店:東京都千代田区)の協力のもと、最新型のヒトゲノム解析用スーパーコンピュータシステムShirokane5を用いて、がんゲノム医療における全ゲノムデータ解析の高速化に向けた検証を行い、解析時間を従来比約80%削減することに成功したと発表した。従来10時間以上を要していた解析時間を、最短1時間45分で解析することに成功した。
これにより、東大医科研ヒトゲノム解析センターは、個人のヒトゲノムの特徴に応じたがんや生活習慣などの予防・診断・治療法の研究を加速し、Society5.0時代のゲノム情報を活用した個別化医療の実現を支援する。