飯田グループホールディングス(本社:東京都武蔵野市)は3月9日、インドネシア・ジャカルタ特別州に同国国営企業等との合弁子会社を設立すると発表した。同社グループがインドネシアで供給する分譲住宅への顧客需要に対応し、同国政府が全額出資する「インドネシア共和国SMF(第二次抵当会社)」へ譲渡可能な住宅ローンを提供する。
新会社「PT Indonesia Family Finance」の資本金は2,520億インドネシアルピア(約20億2,500万円)で、出資比率は飯田グループHD55.6%、PT TASPEN27.8%、ファミリーライフサービス11.1%、PT Propernas Griya Utama5.5%。2020年4月に設立する予定で、住宅ローン事業を手掛ける。インドネシア当局の許認可を前提に、2021年に事業開始の予定。
月別アーカイブ: 2020年3月
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介護事業所で消毒用アルコールなど衛生用品の不足が深刻化
全国介護事業者連盟が3月3、4の両日、全国の特別養護老人ホームやデイサービスなどおよそ6,000の事業所を対象に行った調査によると、全国の介護事業所の2割を超える事業所で消毒用アルコールや、マスクの在庫がなくなるなど衛生用品の不足が深刻化していることが分かった。1,600余の事業所から回答を得た。
消毒用アルコールについて、必要な量が確保できているか尋ねたところ、「すでに在庫がない」と回答した事業所が25%に上った。以下、「必要な量の半分程度しか確保できていない」が14%、「確保できている」は22%だった。マスク不足も深刻化しており、8%の事業所が「すでに在庫がなくなっている」と回答。「必要な量は確保できている」事業所は14%にとどまった。
太陽工業 新型ウイルス対策で需要増大の医療用テントの生産増強
膜構造物を手掛ける大手、太陽工業(大阪本社:大阪市淀川区)は3月6日、新型コロナウイルス対策で国内外から需要が増大している「医療用陰圧テント」の供給を迅速化するため、4月中に100基分の製造を実現すべく、国内外のグループ会社の工場(国内8工場、海外2工場)でも生産できる体制を組むと発表した。これにより最終的な年間生産目標1,000基を実現し、緊急供給要請にもフレキシブルに応えていく。同社はこれまで医療用陰圧テントは主に一つの工場で生産していた。
医療用陰圧テントは、内袋式エアチューブ(特許取得済み)を採用した「マク・クイックシェルター」に「陰圧フィルターシステム」を標準装備した可搬式のエアテント。医療行為が行われる本体テント(間口4m×奥行き5m×高さ2.5m)の気圧を外部よりも下げて、テント内のウイルス類をフィルターでろ過、クリーンな空気のみを外部に排出し、ウイルスの飛散を防ぐ。