東大寺・千手堂 7年ぶり公開 千手観音菩薩立像・四天王立像など

奈良市・東大寺の戒壇院にある千手堂が7月4日から7年ぶりに一般公開される。千手堂は鎌倉時代に建立された後、戦禍に巻き込まれて焼失、江戸時代に再建された。平成10年に再び火災で大きな被害を受けたが、平成14年に修復されている。
千手堂には、いずれも重要文化財に指定されている本尊の千手観音菩薩立像が、四天王立像とともに一つの厨子に収められているほか、鑑真和上座像なども安置されている。
千手堂が公開されるのは、平成25年4月以来7年ぶり。現在進められている戒壇院の修理や耐震化工事が終わるまでのおよそ3年間公開される予定。