インドネシア日系製造業 従業員の感染拡大で操業難

日本貿易振興機構(ジェトロ)がインドネシアの日系製造業を対象に実施したヒアリングの結果、インド変異株(デルタ株)によるコロナの感染急拡大により、従業員間での感染が急拡大中で、ほとんどの企業で製造ラインの維持が困難な状態に陥っている実態が明らかになった。
直面する大きな課題として各企業が挙げるのが、従業員間の感染拡大に伴う生産体制への影響。政府の緊急活動制限下で出勤率の制限、出社率の削減要請を受け、生産体制維持が困難な状況にある。
インドネシアでは現在デルタ株が猛威を振るい、7月8日は1日当たり感染者数が過去最多の3万8,391人を記録。ジャワ島およびバリ島で緊急活動制限体制が敷かれている。