長崎で国内最大級鳥脚類恐竜の化石 白亜紀後期

福井県立恐竜博物館と長崎市は7月12日、長崎市の白亜紀後期(約8,100万年前)の地層から発掘された化石(長さ90cm、幅20cm)が草食恐竜の肩の骨と判明したと発表した。全長は推定9mで、草食恐竜の仲間「鳥脚類」では日本国内で見つかった個体で最大級という。
左側の肩甲骨で、骨のくびれや幅の広さなどの特徴から、鳥脚類のうち二足歩行と四足歩行を併用していた「ハドロサウルス上科」という種類とみられる。
イグアノドンなどで知られる鳥脚類は世界中で繁栄した草食恐竜。
化石は2016年、長崎市南部、長崎半島の西海岸にある地層「三ツ瀬層」から発見された。