福徳岡ノ場で新島の出現を確認 続く活発な噴火活動

南硫黄島の北東約5kmにある海底火山、福徳岡ノ場で8月13日から始まった大規模な海底噴火により、直径約1kmの馬蹄形の新島が確認された。海上保安庁の観測によるもの。
今後も活発な噴火活動が続く可能性があり、気象庁は16日、同所に出されていた噴火警報を、噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな隕石や、ベースサージに警戒するよう呼び掛けている。ベースサージとは、火山ガスと火山灰などの混合物が、水面や地表面を高速で横方向に広がる現象。地表のものを巻き込んで、人体や建物、船舶などに大きな被害を与える恐れがあるという。