20年度の食料自給率37%で過去最低 コメの需要減少響く

農林水産省は8月25日、2020年度のカロリーベースの食料自給率が前年度から1ポイント低下し、37%だったと発表した。これは1993年度と2018年度の両年度に並ぶ過去最低の水準。長期間続いている新型コロナウイルスの流行・感染拡大で外食需要が縮小した結果、自給できているコメの需要が減少したほか、輸入頼みの小麦の生産量が落ち込んだことなどが響いた。この結果、2030年度に自給率を45%とする日本政府の目標は一段と遠のいた。