変異ウイルス「ミュー株」国内初確認 ワクチンに影響も

厚生労働省の調べによると、6月下旬と7月上旬に成田・羽田の空港検疫所で陽性と確認された40代と50代の女性2人が変異ウイルスの「ミュー株」に感染していたことが分かった。国内でミュー株が確認されたのは初めて。
ミュー株は南米や欧州で報告され、世界保健機関(WHO)は8月30日、ワクチンの効果や感染力に影響を与える可能性などがある「VOI(=注目すべき変異株)」に位置付けている。今年1月にコロンビアで初めて確認されて以降、30カ国以上で感染が確認されている。