中国の恒大EV子会社が一部事業の停止発表 資金繰り悪化で

経営危機に陥っている中国不動産開発大手、恒大集団(本社:広東省深圳市)の子会社で、電気自動車(EV)事業などを手掛ける中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車)は9月24日深夜、資金繰り悪化を理由に、一部事業の停止を発表した。停止を決定したのは高齢者向けリゾート施設の関連プロジェクトなど。関係会社への建設費の支払いに遅れが生じているという。
恒大汽車は今後、保有資産を売却するなどして資金を調達する考え。ただ、買い手が見つかるかは不透明で、このままではEV生産に重大な影響が及ぶ恐れがあると警告を発している。