野外のコウノトリ 放鳥16年で最多の263羽に 順調に繁殖

兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園のまとめによると、全国の野外にいる国の特別天然記念物のコウノトリは、2021年8月時点で263羽で、野生復帰の放鳥が始まった平成17年(2005年)以降、16年間で最多になったことが分かった。平成29年(2017年)に100羽を越えてから、順調に繁殖が進んでいるとみられる。
今シーズンは、兵庫県内で但馬地域以外で初めてとなる淡路島での繁殖が成功したほか、福井県小浜市で初めて巣立ちが確認されるなど、全国で61羽のヒナが育っている。