新生銀 SBIによるTOB反対を正式発表 初の銀行の敵対的買収に

新生銀行は10月21日、SBIホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)に対し、「株主に不利益が生じる恐れがある」として、反対の意見を正式に発表した。これにより、銀行を巡るTOBでは初の敵対的買収に発展した。ただ、SBIが株式の取得上限の撤廃やTOB価格の引き上げに応じれば、賛成する意向があることも示した。
SBIでは9月10日~12月8日の日程でTOBを実施。新生銀行の株式を1株2,000円で買い付け、保有比率(議決権ベース)を現在の約20%から、最大48%まで高めることを目指している。