自民単独過半数261議席確保,維新4倍増で第三党に躍進 衆院選

10月31日投開票が行われた衆院選の結果、小選挙区と比例代表合わせた465議席のうち、自民党は選挙前の276議席から15議席減らしたものの、単独で過半数(233議席)を上回る261議席を確保した。野党第一党の立憲民主党は選挙前の109議席を大きく下回り96議席にとどまった。日本維新の会は選挙前の11議席から4倍弱増やし41議席を獲得し、第三党に躍進した。
公明党、国民民主党は選挙前からそれぞれ3議席増やし、れいわ新選組も2議席増やした。立憲民主党との候補者の一本化を進めた共産党は2議席減らした。社民党は現行制度になって初めて比例代表で議席を得られなかった。沖縄2区で当選を決め、選挙前と同じ1議席は確保した。
政権選択選挙を掲げて候補者の一本化を進め、万全の布陣で臨んだ選挙のはずだった野党連合。結果は思いもよらぬ敗北。立憲民主党内からは「完全な敗北」として、枝野氏ら執行部の責任を問う声が出ている。