中国景況感悪化 電力不足深刻化し1年8カ月ぶり低水準

中国国家統計局と中国物流購買連合会は10月31日、景況感を示す10月の製造業購買担当者数(PMI)が、前月比0.4ポイント低い49.2だったと発表した。好不況を判断する節目の「50」を割り込むのは2カ月連続で、コロナ禍が直撃した2020年2月以来1年8カ月ぶりの低水準だった。
国際的な原材料価格の高騰が続いていることに加え、中国各地で電力不足が深刻化して停電や供給制限が相次いでいるため。コロナからいち早く脱却し、世界経済の回復をけん引してきた中国経済の変調、減速は懸念される。