マレーシア 7~9月のGDP成長率は前年同期比マイナス4.5%

マレーシア中央銀行と統計局はこのほど、2021年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率を前年同期比マイナス4.5%と発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期にわたる経済活動制限が響き、前期の2ケタ増から再びマイナス成長に落ち込んだ。
民間投資が4.8%、公共投資が28.9%それぞれ落ち込み、内需を押し下げたほか、GDPの61.0%を占める個人消費は、国家回復計画による新たな移動制限で、家計支出の減少や雇用状況の不安定化が響き、前年同期比4.2%減と前期の11.7%増から落ち込んだ。