女子テニス協会 中国での全大会停止 中国指導部の対応を批判

女子テニス協会(WTA)は12月1日、香港を含む中国でのトーナメント開催をすべて停止すると発表した。中国の著名テニス選手の彭帥(ほうすい)さんが、中国共産党元幹部との不倫関係を告白したとされる後に、彼女の安否への懸念があることを受けた措置。
WTAのスティーブ・サーモン最高経営責任者(CEO)は、公表した声明で「彭さんが自由なコミュニケーションを許されず、性的な暴力を受けたとの主張と矛盾する圧力をかけられているようにみえる状況下では、選手に試合を依頼はできない」とし、「残念ながら中国の指導部は、非常に深刻な問題に対して、信頼できる方法で対処していない」と指摘している。