近畿11月倒産25%減の137件 コロナ融資・助成が下支え

帝国データバンク大阪支社が12月7日発表した近畿2府4県の11月の倒産件数は、前年同月比25%減の137件だった新型コロナウイルス関連融資や各種助成金が下支えとなり、負債総額も同64%減の67億700万円にとどまった。11月としては比較可能な2000年以降で倒産件数、負債総額いずれも最少だった。
倒産件数が前年同月を下回るのは6カ月連続で、負債総額は同3カ月連続。業種別ではサービスが43件で最多だったが、44%減と大きく減少した。この結果、2021年通年の倒産件数、負債総額とも2000年以降で最少になる見通しとなった。