米大統領「民主主義サミット」開催 権威主義拡大に危機感

米国のバイデン大統領は12月9日、オンライン形式で2日間の日程で「民主主義サミット」を開いた。約110カ国・地域が参加した。冒頭の演説で中国とロシアを念頭に「権威主義者は世界で影響力拡大を図っている」と危機感を表明し、民主主義勢力の結束を呼び掛けた。そして、閉幕にあたり「民主主義の価値観は国際システムの中心にあると確信している。我々は、21世紀の発展の基準となるルールづくりに向けて連携して取り組む」と述べ、成果を強調した。