20年日本の労働生産性 OECD23位で最低 雇用維持が下押し

日本生産性本部が12月17日発表した2020年の労働生産性の国際比較によると、日本は経済協力開発機構(OECD)加盟国38カ国のうち23位となった。前年から順位を2つ落とし、比較可能な1970年以降で最も低かった。新型コロナウイルス禍で緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などが出され、経済活動が停滞した中、従業員の解雇・雇い止めの増加を防ぐため、日本政府が雇用調整助成金などで雇用維持を図ったことが、労働生産性の視点からは下押した形。