中国 21年の汚職処分62万7,000人 習指導部発足後最多

中国共産党で汚職摘発を担う中央規律検査委員会と国家監察委員会は1月21日、2021年に62万7,000人を処分したと発表した。2021年に習近平指導部が発足して以来、最も多くなった。
処分対象は自治体などの末端組織に集中している。処分の内訳で最も多いのは、農村や企業で働く党関係者らで41万4,000人に上った。省長や閣僚級の幹部は36人と2020年より微増となったが、近年は減少傾向にある。2021年は新型コロナウイルスの感染対策の不備や、感染拡大を理由に処分されたケースが目立った。