大阪中之島美術館が開館 市の構想発表から約40年「公設民営」

大阪市が300億円余りかけて整備した新美術館「大阪中之島美術館」が2月2日、開館した。大阪市の構想発表から約40年経過。財政難などにより計画が停滞。3年前に着工し、「公設民営」の新たな運営方式でようやくオープンにこぎつけた。新型コロナウイルスの感染拡大防止などのため、当面はチケット購入時に入場日時を指定する予約優先制となる。
施設全体の延床面積は約2万㎡と関西最大級で、収蔵品は近現代中心に6,000点超。4、5階にある展示室では、開幕を飾るオープニング展として「超コレクション展」を3月21日まで開催、およそ30年をかけて収集した同館の収蔵品から代表作約400点を公開する。4月以降はコレクションの目玉の一つ、モディリアーニ展などが予定されている。