大阪知事 国に”高齢者を守る対策に力点を”要望 入院の7割が70代

大阪府の吉村知事は2月15日、山際新型コロナ対策担当相とオンラインで面談し、国の基本的対処方針を、高齢者を守る対策により力点を置いた内容にするよう要望した。この中で吉村氏は「府内で入院している人の70%以上が70代以上の方で、亡くなる方も多くが高齢者だ。高齢者をどう守るかが非常に重要になっている」と述べた。
そのうえで、「まん延防止等重点措置」延長の際は、①高齢者施設で感染者が出た場合には重症化予防のための治療ができるようにすること②高齢者施設での面会は原則、禁止すること③医療体制のひっ迫に対応するため、医療従事者が濃厚接触者となっても無症状で毎日の検査が陰性であれば、待機期間をなくすこと-などを要望している。
これに対し、山際担当相は「高齢者をどのように守り切るかという危機感は共有している。対処方針で変えなければいけないところがあれば変えるし、運用の部分でやるべきことがあれば、相談しながらやりたい。大阪のひっ迫した状況を緩和できるよう力を入れたい」と答えた。