21年シンガポールGDP7.6%増 速報値を0.4%上回る

シンガポール貿易産業省は2月17日、同国の2021年の実質国民総生産(GDP、確報値)が前年比7.6%増となったと発表した。1月初旬に発表した速報値の7.2%を0.4%上回った。ただ、2022年の成長率予測は3~5%とし、2021年11月時点の見通しを据え置いた。この点、貿易産業省では「世界経済の成長が下振れするリスクは増している」と指摘。新型コロナウイルスの感染拡大のさらなる長期化やサプライチェーン(供給網)の混乱継続、ウクライナ情勢などをリスク要因に挙げている。