日本列島南岸の「黒潮大蛇行」4年9カ月継続 史上最長

海洋研究開発機構の調べによると、日本列島の南岸を黒潮が大きく蛇行する「黒潮大蛇行」と呼ばれる現象が、4月で4年9カ月間続いていて、観測史上最も長くなった。1965年の観測開始以降これまでに6回発生しており、今回は2017年8月に始まった。同機構によると、少なくともまだ半年は続くと分析している。
専門家によると、黒潮大蛇行が起こると、①東海や関東の沿岸で高潮が発生しやすくなる②魚の生息範囲が変わって不漁の原因になる③関東周辺の夏場の気温や湿度を上昇させる-など様々な影響が出ると指摘されている。