IMF 22年世界経済成長予測3.6%へ下方修正

国際通貨基金(IMF)は4月19日、2022年の世界経済の実質成長率を3.6%とし、1月時点の予測から0.8ポイント下方修正する予測を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や対ロ制裁が主因。
新型コロナウイルス禍からの回復局面での需給の引き締まりに、戦争による資源の供給不安が加わる。その結果、資源や食料などの値上がりを通じて世界にインフレ圧力をもたらし、景気は減速へ向かうとの見立てだ。
ほぼすべての地域で下方修正となる。先進国で0.6ポイント引き下げられ3.3%へ、新興国で1.0ポイント引き下げられ3.8%へ。国別・地域別にみると、米国は0.3ポイント下げ3.7%、ユーロ圏は1.1ポイント下げ2.8%、日本は0.9ポイント下げ2.4%、中国は0.4ポイント下げ4.4%の見込み。