佐藤春夫 少年時代の水彩画など記念館で展示

和歌山県新宮市内の佐藤春夫記念館で、彼が少年時代に描いた水彩画や短冊、友人に宛てた手紙など27点を集めた展示会が開かれている。5月末まで。子どもと犬が描かれた水彩画は、新宮中学に通っていたころの作品という。
これらの多くは同級生の親族から寄贈されたもので、同記念館ではたくさんの人に見ていただき、佐藤春夫の故郷への思いを感じてほしいとしている。
佐藤春夫は大正から昭和にかけて活躍した和歌山県新宮市出身の作家で、叙情詩「秋刀魚の歌」などの作品で知られる。