中国4月マンション価格 値下がり都市67%に増加

中国国家統計局が5月18日発表した2022年4月の主要70都市の新築住宅動向によると、前月比で価格が下落したのは全体の67%にあたる47都市で、3月から9都市増えた。前月比で上昇したのは18都市で、3月から11都市減った。横ばいは5都市で3月と比べて2都市増えた。各都市平均の価格下落率は0.3%のマイナスで、8カ月連続で前月を下回った。前年同月比でみても0.1%下落し、2015年11月以来の低下となった。
下落した都市が増えたのは、上海市の都市封鎖(ロックダウン)など新型コロナウイルスの感染封じ込めを狙う政府の「ゼロコロナ」政策で景気が悪化する中、住宅需要も大幅に落ち込んだため。