福井・白亜紀の地層で歯が付いたワニの上顎化石

福井県立恐竜博物館(所在地:福井県勝山市)などは7月2日、オンライン開催の日本古生物学会で、勝山市北谷町の約1億2,000万年前(白亜紀前期)の「手取層群北谷層」から、歯が付いたワニ形類の上顎化石が見つかったと発表した。
化石は、7本の歯が付いた上顎の一部で、長さ約7cm、幅約3cm、高さ約4cm。上顎のくぼみなどの特徴から「ゴニオフォリス科」のものとみられるとしている。ワニ形類は、現在のワニと、より原始的な種を含むグループ。