近畿の6月街角景気 4カ月ぶり悪化 原材料高響く

内閣府が7月8日発表した6月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、近畿2府4県の現状判断指数(DI、季節調整値)は前月比1.1ポイント低下し51.0となった。悪化は4カ月ぶり。原材料価格の高騰が景況感を下押しした。2〜3カ月先の見通しを聞いた先行き判断DIは8.4ポイント低下の45で、好不況の分かれ目となる「50」を下回った。一般小売店の経営者は「価格の上昇がひどく、悪影響が懸念される」と警戒を強めている。
DIは景気が「良い」と回答した事業者から「悪い」と回答した事業者の割合を差し引いて算出する。今回は6月25日〜30日に調査した。