東北大 北海道から本州への移民時期を旧石器時代末と特定

東北大学大学院の鹿又喜隆教授らの研究グループは7月15日、北海道から本州への移民時期が旧石器時代終末の約1万8,000年前と特定したと発表した。
研究グループは山形県大石田町の角二山(かくにやま)遺跡の、2017〜2020年にわたる再発掘調査で、出土した黒曜石の産地と石器の製作技術から結論を導き出した。これまで石器の製作技術が北海道から東北に南下したことは判明していたが、南下の年代は明らかになっていなかった。