不動産経済研究所のまとめによると、2022年に関西2府4県で発売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は4,635万円で前年比1.6%上昇した。これは1991年の5,552万円以来の高値水準。1㎡あたりの単価は1973年の調査開始以来、最も高くなった。
高値となったのは、郊外の広い面積の物件を中心に堅調な需要があることに加えて、建築資材の値上がりや人件費の上昇が新築マンション価格を押し上げる要因になった。
同研究所は「今年も新築マンションの価格上昇は続くとみられるが、価格高騰や住宅ローンの金利上昇から需給バランスが崩れるおそれもある」と指摘している。