京都・妙心寺 東林院の庭の”沙羅双樹”の花が例年より早く見ごろ

京都・妙心寺(所在地:京都市右京区)の塔頭の東林院の庭に植えられているナツツバキの白い花が見ごろを迎えている。このナツツバキ、『平家物語』の冒頭に出てくる”沙羅双樹”の別名として知られる。毎年花の開花に合わせて特別公開しており、今年は例年より1週間ほど早く6月初めに咲き始め、12日から公開されている。白い花と苔の緑が鮮やかなコントラストを描き出している。寺によると、夜明けごろに咲いた花は、夕方には散ってしまうという。公開は27日まで。
平家物語の冒頭の一部を記すと、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす。……」。

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