京アニ放火事件初公判 被告の刑事責任能力の有無が争点に

36人が死亡した2017年7月の京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判の初公判が、事件発生から4年の歳月を経て9月5日、京都地裁で開かれた。青葉真司被告(45)の「筋違いの恨みによる復讐」とする検察側に対し、弁護側は事件当時、被告は心神喪失状態にあったと主張。争点はこの判断次第で、死刑・無期懲役・無罪まで考えられる、極めて難しい裁判になる。平成以降で悲惨かつ最悪の犠牲者を出した放火殺人事件は、被告の刑事責任能力を巡って争われることになった。

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