滋賀県文化財保護協会が、栗東市六地蔵の農地で2022年11月から行った発掘調査の結果、これまで存在が知られていなかった古墳時代の古墳が新たに7つ見つかった。このうち1つは直径22mの円墳、残る6つは1辺の長さがおよそ7mから15mの方墳。いずれも土を盛り上げて造られた墳丘や被葬者を納める埋葬施設は失われていて、墳丘の周囲をめぐる溝が確認されたという。また溝からは埴輪の破片や土器が見つかっていて、これらの特徴などから古墳時代の前期から後期にかけて造られた、地域の集落の有力者の墓と考えられるという。