JAXAの月面探査機SLIM 異例!3度目の夜も越え再起動

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月24日、日本初の月面着陸に成功した無人探査機SLIMが3度目の月の夜を越えても再起動したことを明らかにした。
月は2週間に1度、昼と夜が入れ替わり、昼の温度はセ氏110度、夜はマイナス170度になり大きく温度が変化する。SLIMの機体は夜を耐えられない設計だったが、極めて異例、嬉しい誤算とも言える、想定を大幅に上回る性能を示している。
日本より先に月面着陸したインドや米国の無人探査機は、この温度変化を克服できなかった。2023年夏に着陸したインドの探査機は通信を確立できなかった。2月に民間初の月面着陸に成功した米国インテュイティブ・マシンズも翌月に通信の運用を終了している。

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