中山美穂さん死去 54歳 自宅浴槽で発見 アイドルから俳優へ

歌手で俳優の中山美穂さんが東京都渋谷区内の自宅で亡くなった。54歳だった。警視庁渋谷署によると、中山さんは12月6日午前、自宅の浴槽で倒れているのを所属事務所の従業員に発見された。駆け付けた医師が、その場で死亡を確認した。中山さんはこの日、大阪市内でコンサートが予定されており、待ち合わせ場所に姿を見せず、不審に思った従業員が自宅を訪れた。
中山さんは「ミポリン」の愛称で親しまれるトップアイドルから、本格俳優へ脱皮。1985年、テレビドラマ「毎度おさわがせします」でデビュー。その後も「ママはアイドル!」や「君の瞳に恋してる!」などに出演。1992年にはNHK大河ドラマ「信長」に、豊臣秀吉の妻・ねね役で出演。1998年には木村拓哉さんと共演、「眠れる森」では殺人事件に巻き込まれる女性の苦悩を好演した。
歌手としては1985年に「『C』」でデビューし、日本レコード大賞の最優秀新人証を受賞。「MAKU MAKUさせて」「ただ泣きたくなるの」などの曲を大ヒットさせた。2025年は40周年記念のコンサートが、全国20都市以上で予定されていた。

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