25年SAF生産量 前年の2.1倍見込むも普及遅れを懸念 IATA

国際航空運送協会(IATA)によると、2025年の世界全体の旅客数も産業全体の売上高も順調な伸びを予測する中、懸念材料として挙げられるのが、脱炭素で欠かせないはずの再生航空燃料(SAF=Sustainable Aviation Fuel)の普及の遅れだ。2024年の世界のSAFの生産量は13億リットルと2023年(6億リットル)の2.2倍となったが、IATAが6月に公表した2024年の見通し(19億リットル)には大幅に届かなかった。
2025年のSAF生産量は2024年比2.1倍の27億リットルを見込むが、ジェット燃料の生産量全体のわずか0.7%にとどまる。

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