日中経済対話 25年早期に開催へ EEZ内ブイに抗議 外相会談

岩屋外相は12月25日、中国・北京市の釣魚台国賓館で王毅外相と会談した。両氏は、首脳・外相を含むハイレベルの往来を進めていくことを確認し、2025年早期に王毅氏が来日して「日中ハイレベル経済対話」を開催することで一致した。日本の外相の訪中は1年8カ月ぶり。
岩屋氏は会談後、中国が日本の排他的経済水域(EEZ)内、沖縄県の与那国島南方で新たに設置したとみられるブイが確認され、「わが国として受け入れられず、日中関係にマイナスの影響しかない」と抗議し、王氏に即時撤去を要求したことを明らかにした。
また、両氏は観光客の往来などを議論する「日中ハイレベル人的・文化交流対話」も開催し、日本側は中国人が日本に短期滞在する際に必要なビザ(査証)の緩和措置を発表した。10年間有効の「観光数次ビザ」を新設し、団体観光での滞在可能日数を15日から30日に拡大するーーなどの内容。

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