ベトナム初の地下鉄 ホーチミン市で開業 日本が支援

日本の支援で整備されたベトナム初の「地下鉄」が12月22日、南部の最大都市ホーチミン市で開業した。同日ベンタイン駅で行われた開業式には約500人が参加。一般開放では多くの市民が約30分の運行を楽しんだ。
ベトナム政府は、都市化の影響で深刻化する交通渋滞や大気汚染の解消や緩和策として、都市鉄道の整備を進めている。初の地下鉄、メトロ1号線は総延長19.7km。ホーチミン市中心部の「ベンタイン駅」から郊外の「スオイティエン駅」まで14駅を結び、このうちベンタイン駅から2.6kmが地下区間となる。
ホーチミン市地下鉄では調査段階から国際協力機構(JICA)が支援し、大手の日本企業が工事や鉄道システム導入などを受注した。日本がサポートする定時運行や安全性のほか、騒音や振動を軽減する環境対策のほか、中長期的に同鉄道を保守・管理していくうえで必要な鉄道人材の育成にも注力していく。

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