関西医科大学(本部所在地:大阪府枚方市)と島津製作所(本社:京都市中京区)は4月15日、光免疫療法の治療効果を可視化するための臨床研究を開始すると発表した。研究では、切除不能な局所進行または局所再発が見られる頭頸部がん患者を対象として、光免疫療法の術前・術中・術後の正確な診断、手技、評価の実現性の検証などを実施する。研究期間は2025年4月1日〜2027年9月30日まで。
光免疫療法は、がん細胞に特異的に結合する抗体と光感受性色素(IR700)を組み合わせた薬剤の投与後、がんに対してレーザー光を当てることで細胞死を引き起こす、がんの新しい治療法。